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Juden...Jugen......Gericht...‘...Are I ?’......‘Alles Gute.’
 アレな人への、また人をアレにすべくして。




 まず始めに、Adolf Hitlerという人物はドイツ(主なプロイセン)の人間ではなく、オーストリア人です。

 ヒットラーという人物は、オーストリアの貧民街で過ごした青年時代に培ってしまった裕福なユダヤ商人ひいては富裕層そのものに対する怨嗟、つまりは極めて個人的な私怨を糧にしてあのような我々現代社会に生きる人間においては考えられない程の愚行を行ってしまったということです。しかもヒットラー個人がdas Drittes Reich(the Ⅲrd Empire)を維持運営していたわけでは決して無く、具体的な社会の運営方策や戦時中の戦略や綿密な戦術を考案し実行していたのはder Führer配下の将校や士官たちでした。ヒットラー個人にはその能力、というかそれに与する能力はおそらくなさそうです。ヒットラーは第一次大戦中は伝令兵として戦場を走っていました。

 まあしかし、事実どういった辛酸をヒットラーが幼少期から舐めさせられていたのか、それを個々の事実に至るまで知る術は現代に生きる少なくとも我々日本人には知る術は皆無と言い切ってしまって過言ではありません。
 しかしヒットラーはそこまで私怨に取り憑かれていても、まだ正気を保ってそれが理性的とは言わないまでも、指示を軍事機構の下部へ対して出すだけの正気は保っていました。菜食主義の栄養不良状態であったにも関わらず。



 近親相姦はユダヤ人が自らの血を守る為に繰り返してきたことと言われていて、ヒットラーもこれについては評価していました、というか過去の歴史を遡るにどこの貴族でも行っていたことという記録や叙述みたいなものが多々残ってます。これを評価しているという点においてのみ鑑みるのならば、ヒットラーというのはやはり非常にアブない人です、仮にそれがリビドーの流出を防ぐ為の(無意識的であれ)理念・信念であったとしても。
 そしてこれは、キリスト教で最も禁忌とされていることです。ここまで読んでいただいた読者諸賢にはご理解いただけるものと存じますが、最も最悪なのは母子相姦です。これに関しては約2000年前のキリスト教徒を猛烈に迫害した悪の権化であるローマ皇帝Domitius Nero(Jugen)が実母Agrippina(Juden)と交わったという叙述みたいなものが残っています。で、その結果どうなったかというと、ローマを一から再建するとか大たわけなことを言い出して放火してローマの街は火の海になったんですね。しかもそのJudgement執行の罪を着せられたのはキリスト教徒でした。


 Thomas Robert Malthusは、人口は等比級数的に増加してゆくが、それを養う為の食料は等差級数的にしか増加しない(させることしかできない)よって必然的に飢饉や疫病や戦争が発生しそれに合わせて人口は減る、という極めて単純なことを言ってますが、このマルサス先生が生きていたのはその頃大陸ではナポレオン帝国がどうであるこうであると言われていた1800年前後のイギリスなんですね。だからこれは今で言う我々にとってはその存在が当たり前の科学技術等は皆無に等しかった時代の発想としては当然なんですね。
 それを意図的に起こしたところにナチスやヒトラーの問題点が存在します。ものの見方によってはヒットラーがそれが意識的なものであるにしろ無意識的なものであるにしろ泥(罪)を被ったとも考えることもできます、が、しかし事実どういった人間の意思や思惑がどういった様に働いていたのか知る術はありません。だから極端なことを言えば、戦争にはおそらく必ずといっていい程何らかの個人の意思が介在する、というかそれを戦争と呼ぶわけであって、あの時代におけるヒットラー的問題意識の最善の解決策として、放っときゃ良かった(善かった)んです。
 現代においては、十何年か前まで中国の人たちが行っていた、子供が一人以下の世帯には報奨金を与えそして子供が二人以上の世帯には税を課すという「一人っ子政策」というのがこの上ない賢策です。人口が増えればGDPが増えて豊かになってバンザーイじゃねえかという単純なことを言っている人は初等のマクロ経済学の勉強をした方がよろしいです。ただ単にそれを学ぶという観点においては、基本的に経済学は物理学とは比べ物にならない程簡単なので取り立てて苦労にはなりません。

 もうあまりサブカルには触れたくないんですが、徳間書店刊の宮崎駿さんのアニメ映画「風の谷のナウシカ」の全七巻の漫画版があります。あの作品自体は質も高くて興味深いものですが、登場するナウシカは本当に心底bitchであって反吐が出る程の不快感を覚えます。あのナウシカは本当に戦争を始めとした人間の不幸の具現体、Judeの具現体であって、一見健全に描かれた蘇妲妃みたいなもんです。


 ナチスがアウシュビッツを始めとした強制収容所で行ったことは、とにもかくにもユダヤ人を無意味にしごいて殺せという最悪なものではなく、なんとかして規律正しくさせよう、しかしその規律正しさに如何様なるものをナチスの幹部が見出しそれへの促しを行ったかは不明ですが、そういったものでした。おそらくは何とかして更正させようとしていたのかもしれません、しかしこんなことは言及する価値も無いような、ナチスSSの下級士官たちや使い走りみたいなのが暴力行為のための捌け口として滅茶苦茶なやり方でユダヤ人の人々が凄惨な目に合わされた、というだけのことであり、それはもう物証的観点・歴史学的観点・心理学的観点その他様々なアプローチで証されています。大戦中に平和的解決を図ろうと試みていたヒムラー個人やあとSAあたりはまだマシだったみたいですけど、あのSSの構成員は今で言うところの単なるチンピラ集団みたいなものでどうしようもなかったみたいです。
 そしてさらに大戦末期になると、敗戦を悟ったナチスはもう何でもいいからユダヤ人の数を減らせと言わんばかりに無差別殺戮を始めました。だから途中からは彼らが独自に描いていたその何らかの意味合いは失われて単なる虐殺へと傾いたのであって、やはりナチスの行ったことは最悪です。

 ナチスやヒットラーの何が最悪だったかというと、WWⅡまでのあの当時、ユダヤ人の人たちは一般の学校へ通うことを許されず、ユダヤ人学校へ入れられていました。だから、当時今の我々の言うところの義務教育にあたるものはおそらく受けさせてもらえず、又ユダヤ人学校でどのような教育が実際行われていたのか現代の日本人に明確に知る術はありませんが、ともかくナチス支配下のドイツだけではなくその当該の社会で排斥されうる者としての教育を施されていたのは紛れも無い事実です。それを明確に認知していたにもかかわらずアドルフ・ヒットラーという人物はあの愚行に走ってしまったわけです。本当にヒットラーが本心からあの愚行に走ってしまったのか、それとも何らかの物理的・経済的・心理的圧力がかかっていたのかどうかは不明です。しかし、ヒットラーが何の根拠にも基づかずにユダヤ人を絶滅させるべき人種だと信じ込んでいたというのはこのあたりのことを研究する専門家の間での定説のようです。しかしだとしたらヒットラーという人物は「絶対」悪だということになってしまうので、ちょっと微妙なところです。ちなみに論拠めいたことは「わが闘争」の中に書いてあります。
 しかし、またヒットラーをそのように駆り立てたのがユダヤ人であるとの見方も存在します。だから、一方的に「ヒットラーが悪い、20世紀の最悪の権化」だとか、そしてまたその逆に「実のところユダヤの陰謀だ」とか短絡的な見解を個々人が安易に想起しうるものではありません。ちなみにこんなものはネットの掲示板の駄言レベルです。

 現代では、様々な有益な知識が残っていたり、優れた技術が多数存在します。だからもうホロコーストの様な過去の悲劇を繰り返す必然性は全く存在しませんし、そのような悲劇が繰り返されることはありません。これについては、様々な技術や知識を残してくれた先人たちに感謝すべきところであり、それこそ過去ユダヤ人として排斥された人々に対する感謝の念を抱くべきところです。
 それは主に欧米、その中でも特にヨーロッパの古典文学や、例えばアメリカの技術者の人たち、また他にも様々な地域の文学・医学的知識、そのような先人達が、多岐に渡る知識や知恵や技術を現代に生きる人間たちの為に残してくれました。
 これに関しては、本当に過去ユダヤ人と呼ばれていた人々に感謝の念を表明しなければいけないところです。おそらく人類史上、地球上で最も知力が高いのは彼らなので。



 何が問題であるかと言えば、自称具体的統治者が欠陥を持つ人間なのであって、そこにその当人以外の人間の意志だとか思いだとかではなく「存在の機」が介在していれば社会体制は上手くいく、とまでは言えないまでも暴君ネロの様な愚昧な人間に統治されている状態よりはまだいいです、おそらく。だから別に現代日本の議員内閣制についてとやかく言うとかそういったつもりは皆無です。
 天皇陛下は象徴と呼ばれていますが、君臨すれども統治しない者としての性格を最も良く的確に表しているのは首長という表現です。

 Wienという街の名はWieenの方が分かりやすいような。
 自然の音に耳を傾けるべし、と。医師に難聴と診断される人は、おそらくLudwig van Beethovenのように本当に耳を物理的に病んで聴こえないのではなくて、聴くまいとしているのでは?ということ。
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